Charge Free

Jazz From Poland in Japan

最先端のポーランドジャズが集結! 大阪・関西万博のポーランドパビリオンで、日替わりでアコースティックライブを開催するほか、BLUE YARD ではポーランドのジャズ界を牽引するトップアーティスト5組が3日間にわたり登場!

<2025 9.4 thu.>

出演:Sub Silento/Babooshki

Sub Silento(サブ・サイレント)
カタジナ・ピェトシコは伝説的トランペッター、トマシュ・スタンコから共演に招かれた最初で最後の女性インストゥルメンタリストであり、名門レーベル「Polish Jazz」シリーズ史上初の女性器楽奏者リーダーという歴史的存在。 自身のピアノトリオによる3枚のアルバムをはじめ、数え切れないほどのライブ・コラボレーションを重ねてきた。彼女の演奏は、温もり、親しみ、そして音楽を創り出すことの幸 福感に満ちている。なぜなら彼女自身が「音楽そのもの」だから。
彼女の作曲や即興には、計算や型通りの繰り返し、大御所の模倣といったものが一切なく(ニューヨークではアーロン・パークスにも師事)、プロとしての形式とスタイルへの意識や、即座に的確な判断を下す力も兼ね備えている。それでも何より強く響くのは、彼女本来の音楽性――想いを自然に、自由に音にする能力である。
今回は、アルトサックス奏者 マチェイ・コンジェラ とともに、室内楽的なプロジェクト「Sub Silento」を披露する。

Babooshki(バブーシュキ)
ポーランド出身のヴォーカリスト/ヴァイオリニスト/作曲家 カロリナ・ベイムチク と、ウクライナ出身のヴォーカリスト/ピアニスト/作曲家/プロデューサー ダナ・ヴィンニツカ。
彼女たちが手がけるプロジェクト Babooshki(バブーシュキ) は、ポーランドとウクライナの豊かな伝統、特に国境地帯に根差した文化遺産を源泉としながら、その枠を超えた音楽表現を展開している。
スラヴ的な旋律は、ポーランドの地域民謡をベースに、ジャズ・インプロヴィゼーションの無限の可能性を活かして独自の彩りを与えられており、クラシック音楽の要素も随所に見られる(それ自体がしばしば地域的伝承に根差している)。2人のバイリンガル・ヴォーカリストは、両国の文化に多くの共通点があること、そして民族音楽のエネルギーが、音楽的な枠を超えて様々なメッセージを伝える優れた手段であることを力強く示している。

<2025 9.5 fri.>

出演:Aga Derlak Trio/Dominik Wania

Aga Derlak(アガ・デルラク)
ポーランドで最も多くの受賞歴を誇るジャズ・ピアニスト/作曲家。ポーランド最高峰の音楽賞「フレデリック賞」を3度受賞し、ボストンのバークリー音楽大学では、ウェイン・ショーター・カルテットのピアニスト、ダニーロ・ペレスの指導を受けた。卓越した技巧を持つピアニストであり、教育者であり、何よりも自身の名を冠したトリオのリーダーである。 世界各国で定期的にコンサートを行っており、最近では特に南米諸国での活動を広げている。 彼女の演奏は、優雅で完璧なテクニックに支えられ、深い感情を湛えた洗練された作品として表現される。そして芸術と言葉の重みを深く理解した、稀有な「音楽の語り手」でもある。

Dominik Wania(ドミニク・ヴァニア)
名門レーベル「ECM Records」からソロ・アルバムをリリースした唯一のポーランド人ピアニスト。レーベルの創設者でありプロデューサーのマンフレート・アイヒャーは彼について「同世代で最も重要なヨーロッパのピアニストのひとり」と語っている。
ポーランド最高峰の音楽賞「フリデリック賞」を3度受賞。コンサート用スタインウェイの響きの可能性(つまり無限)に魅せられたヴィルトゥオーゾ。
ドミニク・ヴァニアは、クラクフ音楽アカデミー卒業生であり、現在は同校の講師を務めるほか、複数の教育機関で学生たちに知識を伝えている。
彼のジャズ作品には、クラシックやポピュラー音楽の要素がたびたび織り交ぜられ、素朴で牧歌的な美しさと、自由かつ妥協のない即興性が共存している。
ソロ活動を展開する一方で、他のアーティストとの共演・録音も積極的に行っており、ジャズの枠を超えて活動している。特に、世界的映画音楽作曲家ズビグニエフ・プレイスネルとのコラボレーションは特筆すべきものであり、プレイスネルは彼のことを「情感豊かな楽曲を解釈する理想的な演奏家」と評している。

<2025 9.6 sat.>

出演:Maciej Obara Quartet

Maciej Obara Quartet(マチェイ・オバラ・カルテット)
ポーランド人サクソフォン奏者として唯一、世界屈指のジャズ・レーベル「ECM Records」から定期的にリリースをするアーティスト。 偉大なポーランド人トランペッターでありメンターでもあったトマシュ・スタンコを彷彿とさせるように、スタジオではリリシズムと、内なる野性を見事に両立させているが、ライヴでは彼の率いるカルテット「オバラ・クァルテット」は、まるで70年代のキース・ジャレット・ヨーロピアン・カルテット(ヤン・ガルバレク参加)にも例えられるような、熱く、予測不能で、圧倒的かつ不穏なエネルギーを放つ存在となる。
その爆発的な音楽性を支えるのは、メンバー全員のクリエイティブなマインド。彼らは全員が超一流の即興演奏家であり、それぞれ自身のグループを率いるリーダーでもあり、卓越したテクニックを持つヴィルトゥオーゾでもある。そんな野心的かつ個性的な才能たちを、ひとつの統一された音楽体へとまとめ上げるのは、控えめながらも天才的な鍵盤奏者ドミニク・ヴァニア。 即興によるソロ・リサイタルでも知られ、現在ポーランドで最も引く手あまたなピアニストの一人である。

▼「Jazz From Poland in Japan」オフィシャルサイトはこちら
https://jazzfrompoland.com/

主催:ポーランド貿易投資庁
後援:ポーランド広報文化センター/FM802/FM COCOLO
協力:Jaz.In/JAZZ LIFE
コーデイネーター:MKProject

「Jazz from Poland in Japan 2025」は、EXPO2025大阪の期間中にポーランド文化を促進するプロジェクトの一つであり、ポーランド貿易投資庁(PAIH)が実施しています。

2025 9.4 thu. & 9.5 fri.
LIVE: 19:00 ~
Music Selector: 18:00 ~ 21:30
Close: 23:00

———————————————————

2025 9.6 sat.
LIVE: 19:30 ~
Music Selector: 18:00 ~ 21:30
Close: 23:00

———————————————————

ミュージック・チャージ : Free
*ご飲食のご利用をお願いいたします
 

← Back to index
EVENT / 2025.07.03